第1回 財政力指数 都道府県編
初回なのでどういうテーマが良いのかなと考えましたが、
私自身が自治体財政に疎いため、「収支が成り立つ自治体ってそもそもあるの??」という基本的な問題について、答えを探してみることにしました。
データは総務省(平成29年度データ)から入手しています。
参考にした指標は財政力指数というものです。
財政力指数(出典は総務省HPより)
地方公共団体の財政力を示す指数で、基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値の過去3年間の平均値。
財政力指数が高いほど、普通交付税算定上の留保財源が大きいことになり、財源に余裕があるといえる。
収入額を需要額で割った数字ということですので、1.0だと需要に見合うだけの収入があるということになります。
さて、グラフは47都道府県のうち、財政力指数上位5件及び下位5件と全国平均を示したものです。グラフの見栄えがしないのは私の未熟さ故でございます。申し訳ございません。。。
いかがでしょうか?
予想通りではありますが(笑)、人口の多いところでは指数が高くなっています。
自力で何とかなる1.0の水準をクリアしているのは東京都だけで、1.16という値になっています。
全国平均で0.52と約半分の水準に過ぎません。
この値、人に例えると、給料だけじゃ生活に必要なお金が足りないから、給料と同じくらいの金を借金しますっていう状況ではないかと感じます。用語の定義が違っていて、実際はそういう意味ではなかったらごめんなさい。でもその状況に近いとは言えると思います。
持続可能=収支が成り立つ自治体は47分の1
これが答えでした。
以 上